部下のモチベーションの種類・モチベーションUPの方法
管理職の悩み事といえば部下のモチベーションです。
管理職の一言により部下のモチベーションが上がったり下がったりします。
部下のモチベーションを上げる為に必要なことの結論は「部下の考えを理解すること」「部下の話を聞くこと」「適切な目標設定」です。
とは言っても前提として大切なことがあります。部下のモチベーションは、自分自身のモチベーションと一緒とは限りません。自分のモチベーションが上がることは部下にとっても一緒ではないのです。「自分はこうだったから、部下にもこうしてモチベーションを上げよう」ということが裏目に出ることもあります。そうならない為にも部下はどの様なモチベーションを元に働いているのかを知る必要があります。
さらに言うと、部下のみならず顧客、同僚や自分の上司にも同じ様にモチベーションの源泉は違いますので、モチベーションの種類を知ることで自分に関わる人たちをやる気にさせやすくなります。
まずは大きく大別されます。
■外発的
本人以外の外部からの要因により左右される
例
・金銭的評価
・人事評価
■内発的
本人の興味に基づく要因により左右される
例
・やりがい
・好きなこと
上記の様に大別されますが、結局のところ上記と環境が混じりあいモチベーションが決定するのです。
私は部下に対して以下の様に分かりやすく問いかけます。
「あなたの仕事に対するモチベーションは何ですか?」
①達成したい(業務の目標達成)
②称賛されたい(社内評価、顧客からの感謝)
③チームメンバーの為(協力関係)
④自身の成長(キャリア)
どれか一つだけということはないので、上記の中から優先順位をつけてもらいます。
モチベーションタイプにより目標設定や日々のコミュニケーションを決定していきます。
大切なことは、部下自身が何を大切にしているのかを理解することです。
そうすることでやりがいを持って仕事に取組み、不必要なモチベーション低下を避け、仕事や組織に対してモチベーションを上げ、効果的な活動を行ってくれるのです。
また、モチベーションを維持する為に「目標設定」「目標進捗確認」「フィードバック」「承認する」などのコミュニケーションを通じて、部下の考えを理解する必要があります。
その為にやることは「最低、30分以上の月1回以上の個人面談」を実施します。
普段のコミュニケーションも勿論重要ですが、敢えて1対1の面談の時間を設けてください。
面談の上で気を付けること
■聞いた話を忘れない
・・・何を話したかメモしておく。忘れて同じ話を聞かない
■部下の話を聞く
・・・自分の話をしがち。傾聴すること
この傾聴は難しいので慣れない方は訓練が必要です。
傾聴の方法については別途、記載します。
そして話を聞くのは、もちろん雑談を永遠と聞き続けることではなく、目標という共通の基準を元に進捗はどうなのかのPDCAを回し続けるのです。
■まとめ
部下のモチベーションを上げる為に「部下の考えを理解すること」「部下の話を聞くこと」
その為に
「最低、30分以上の月1回以上の個人面談」を実施し、目標に対する進捗、課題を確認しフィードバックを行う。